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2014年3月

石川テレビとの打ち合わせ

23日、木曜日教室の会場にて石川テレビのスタッフとの打ち合わせがあった。そこで伊東深水関連の番組を作るため、出演を依頼された。なぜ石川県なのか、それは2~3年ほど前に亡くなられたしんちゃんが能登に住んでいたからだ。しんちゃんとは画家の勝田深氷氏のことで、女優の朝丘雪路の弟である。しんちゃんは元々油絵を描いていたのだが、その後は大和絵に転向されアメリカで活躍されていた。晩年はよく我が家へ電話をかけてくれた。生前、しんちゃんが「(父深水の)美人画を受け継いだのは五洋さんだ。」とよく言っていたことが伝わり、今回の取材となった訳である。

大竹五洋美人画制作・バレリーナを描く・完成と納品

バレリーナの絵は17日に、ほぼ出来上がった。この後、顔を中心に微調整をして、19日の夜にやっと完成した。20日が納品日であったが、晴れ間が続いていたのに、この日だけが雨天で、なにか意地悪でもされた気分であった。午前10時が約束の時間だったので、雨の中、作品を持って行った。依頼主のご自宅はモダンで立派な建物である。二階まで吹き抜けで天井の高い、カナダから取り寄せた板の壁のリビング中央に絵は飾られた。部屋をイメージしての色遣いであったため良く合っていた。今回のポーズと衣装は、聞けばモデルになった娘さんがドイツに行って初めて公演したときの物だと言う。とても喜ばれて絵描き冥利につく。

 

大竹五洋美人画制作・バレリーナを描く・進行状況

制作中にひびが入ったため、最初から描き直している。今度はより慎重に進めている。

前回、顔の表情がどうしても納得いかなかったが、今回はとても良い顔に描けてた。

昨日、画室の照明を最新のものに買い換えた。四十数年前からなじんでいた蛍光灯用照明

はいかんせん暗かった。今度はとても明るくなり、より制作が進む。

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