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日本画とデッサン

絵画の基礎はデッサンだと言われています。絵を描く際のデッサン力が作品を高めることにも繋がります。デッサンの練習を行うことで、センスを磨いたり表現の幅が広がったりするのです。

デッサンとは

そもそもデッサンとは、形を描くことです。描こうとする対象や表現しようとする対象をじっくり観察することで、対象を正確に把握したり理解したりするために必要な力が養われます。立体的なものを平面上に二次元的に表すための能力、絵画でのセンスを磨くのに重要な役割を果たします。

デッサンの対象において、対象物の特性を捉えて描くか、テーマをもとに対象物を描くかなど、描き方もいろいろあります。人によって対象物を描く動機や目的も様々で、いろいろな要素、それぞれの個性が取り入れられることによって多種多様な仕上がりになります。

日本画とデッサンの関係性

人でも物でも、立体的なものには輪郭線が存在しません。輪郭線は、対象物を平面に描く時に用いる表現方法の1つであり、デッサンは輪郭線がなくても成り立ちます。

例えば、西洋画のデッサンでは色彩の濃淡、影や光が重要とされ、輪郭線というよりは影を捉えながら立体感を描いていきます。それに対し、日本画は輪郭線があるのが特長です。写実的な表現を求めない日本画や浮世絵は、陰影表現は重要とされず、シンプルな絵になっています。その点を考えると、日本画とデッサンは両極端にあると言えます。

このように言うと、日本画ではデッサン力が必要ないように感じてしまいますが、平面的な印象の強い日本画は陰影や奥行き、立体感の表現技法が西洋画と異なります。この陰影や奥行き、立体感を日本画で表現する際に、やはりデッサン力が必要となるのです。

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