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海外へ影響を与えた日本画の魅力

鎖国が行われていた頃

国によって文化が違うように、絵画のジャンルも国によって大きく異なります。日本の伝統的な絵画といえば、中間色でシンプルな描き方をする日本画です。

日本画が、海外の有名な芸術家に多大な影響を及ぼしていた事をご存知でしょうか?

海外の芸術家に影響を与えた日本画の魅力をご紹介します。

 

 

海外進出のきっかけ

鎖国が行われていた頃は、海外との貿易や交流が制限されていたので、日本画が海外へ伝わることがありませんでした。

しかし、日本が開国してヨーロッパの国々とも交流を持つようになると、ヨーロッパの芸術家に日本画が知れ渡るようになりました。

海外の絵画には無い抽象的な表現や色彩感覚は、当時のヨーロッパ人に大きな衝撃を与え、ジャポニズムという現象が起きました。

 

浮世絵ブーム

特に海外でブームとなったのは、浮世絵です。

ひまわりなどの作品で有名なゴッホも、浮世絵に魅了され、浮世絵の模写を何枚も描いています。

ゴッホが描いた作品の中には、背景に複数の浮世絵が描かれたものがあります。

大胆な構図と鮮やかな色使いがヨーロッパの人々に評判が高く、日本だと蕎麦一杯分ほどの値段で売られていた浮世絵が、ヨーロッパでは高値で販売されていたそうです。

 

長く続いたジャポニズム

ヨーロッパで起きたジャポニズムは、一時的な流行で終わらず、100年近く芸術界に影響を及ぼしました。

直線と曲線で描く表現技法が世界中の絵画に取り入れられるようになり、背景の下部に描かれていた地平線が上部に描かれるようになるなど、日本画にしか見られなかった表現方法が、ジャポニズムの影響で一気に世界へと広がっていったのです。

このジャポニズムが無ければ、現代の絵画も全く違うものになっていたと思います。

 

日本画は、世界に影響を及ぼした素晴らしい芸術作品なのですが、日本画に感心を抱いている日本人が少ないような気がします。

当サイトでは、美人画の日本画家として活躍した伊東深水の直弟子である大竹五洋の作品を通販しています。

舞妓さんなどの日本人女性をモデルにした作品の他に、バレリーナやスペインの女性を描いた作品もあります。お洒落な空間作りのために、素敵な日本画を部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。

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