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アトリエ便り

遠州森町

郷里は静岡県周智郡森町である。遠州森町は森の石松でしられる街でお茶の産地である。かく言う大竹家もお茶を営んでいた。

その昔、掛川の御殿様が森町の三倉中村という場所を視察した時、そこの地主の家で休憩をとった。殿さまは、家の主と談話がはずみ、うっかり竹の杖を地面に刺したまま忘れて行ってしまった。やがて杖から根が出て、葉が茂り竹林となった。その竹は大名竹(だいみょうたけ)と地元で呼ばれ、竹林の有った家も大名竹家と呼ばれるようになった。

今では大名竹(大竹)家も土地を離れてしまった。屋敷の跡地は山に埋もれ、竹は今でもこっそり人知れず生えているとのことである。

今でも森町役場から町の広報誌が家に届く。わずかながら繋がりは続く。

 

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